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設立趣旨書

特定非営利活動法人 狩野川倶楽部 設立趣旨書


1 趣 旨
狩野川流域地域は、長引く経済不況により疲弊感、閉塞感、悪循環に陥っています。今こそ、この状況を打破するためのまちづくりを、市民が一致団結して行わなければなりません。しかし、現実には、その先導役となるべき既存組織は活力を失い、不十分な状況です。
そこで、1996年より14年にわたり、地域づくり活動を続けてきた任意団体「狩野川倶楽部」を法人化し、地域づくりへの役割、責任、活動を明確化することで、これからの地域づくりを牽引していく存在へと進化したいと考えました。人材や資金等、市民がもつ力を結集し、さらには、狩野川流域周辺地域のネットワークを活かして、「住む人にも訪れる人にも快適なまちづくり」を進めていきます。

【基本方針】
1.“みんなで楽しく”、“人と川とのいい関係”をベースに、「狩野川の環境づくり」、「狩野川の文化づくり」、「狩野川の遊びづくり」を展開します。
2.伊豆の国市に拠点を設け、河川を軸とした沼津市から伊豆市までの流域エリアとの連携による、にぎわい創出のための活動を展開します。
3.狩野川と四国の四万十川との連携、交流を進め、人、モノ、情報の行き交う「川を中心としたまちづくり」を推進します。
4.狩野川にかかわるすべての皆さんと協力しながら、第1次・2次・3次産業者、消費者等さまざまな立場や世代をこえた交流を展開し、まちづくりへの多面的な市民参加を推進します。


2 申請に至るまでの経過

【組織の立ち上がりと活動】
1996年7月、国土交通省沼津工事事務所と協力し行政は狩野川河川利用調整協議会、地域住民は狩野川倶楽部を設立。官民一体となって川のことを考える機会を作りました。テーマは、「人と川とのいい関係」でした。我々の住民参加のまちづくりの活動は「伊豆21会議」として伊豆のグランドデザインを住民自らが考える機会となりました。その後、静岡県が主催した観光システムの変革を標榜して行った社会実験の「伊豆新世紀創造祭」につながりました。
活動は河川利用上のすみ分けの問題(漁協とフライフィッシング愛好家との調整)やゴミ問題、水質を見極めるための水生生物の観察会、上流地域の水源涵養林の保全(植林・間伐)などに取り組んできました。2001年には、天皇陛下の「天城の植樹祭」に代表者が招かれるまでになりました。
遊びの部分ではカヌー体験教室の開催や自転車による堤防道路の利用促進などに取組みました。




【組織の法人化】
14年の活動の中で、常に議論しながらいろいろな事情でその機を得られなかったことが、法人化です。今までの反省は、組織や事務局が安定的に機能できず年度によってその活動にむらがあったことです。
現在のこの地域の状況を考えれば今まさに、地域づくりの先導役を必要としています。「このまま何もせず埋没していっていいのだろうか」、「先導的な組織、活動があれば、この疲弊感を打破していく意志と力がまだまだあるはずだ」との思いから、「狩野川倶楽部が、活動の集大成としてこの先導役を担おう」、「機を見てせざるは勇なきなり」の決断をしました。
組織の目的、活動内容等から特定非営利活動法人への道を選び、既存会員をはじめとする多くの人々の理解、協力により、川を軸としたまちづくりのこれまでの活動実績やネットワークを活かし、組織に集まる市民の力を無駄にすることなく、「住む人も訪れる人も快適なまちづくり」という実に向かって活動を推進していく所存です。




平成22年6月25日

特定非営利活動法人 狩野川倶楽部
設立代表者 
氏   名     高橋 満春  
by kanogawa_club | 2010-09-21 17:19 | その他
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